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3種類の手技療法

東洋医学には、針灸療法のような道具を用いる治療法以外にも、「手」を用いた手技療法があります。足つぼもその一つですが、お腹が痛いときに、お腹に手をやり、知らず知らずのうちにさすっていた、頭が痛いときに、こめかみを押していた、など、私たちは無意識に「手」を使っていることがあります。これは「手当て」と呼ばれる医療行為です。

これらの手技療法として、歴史のなかで体系づけられているものには、あんま、マッサージ、指圧といったものがあります。

手で身体の状態を確認しながら、調子が悪い部分を発見して治療するという点においては、三者は同じだといえます。ただし、あんまは中国、マッサージはヨーロッパ、指圧は日本で、それぞれ生まれ、発達してきたという経緯があります。またその方法も微妙に異なっています。

あんまや指圧の場合には、衣服の上から行うのが原則であるのに対し、マッサージは裸になって行われ、皮膚に直接刺激を与えます。

また、刺激の方向も、あんまや指圧の場合には、身体の中心から末端へ向かって、遠心性の刺激を与えます。一方、マッサージの場合には、身体の末端から中心へと求心性の刺激を加えていく方法が取られます。

手技療法による刺激の方法は、大きく分けると「さする」「もむ」「こねる」「たたく」「ふるわす」「押す」の6つに分類されます。このような6つの手技に対して、足つぼをはじめとする指圧は「押す」、あんまは「もむ」という手技が中心になります。直接皮膚を「さする」のがマッサージの基本であることから、マッサージにおいては、手のすべりをよくする目的で患者の皮膚にオイルや潤滑油が用いられることがあります。

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